走行距離改ざん、まとめ
整備記録などが重要!
車体番号と走行距離が記載された書類と現在表示されている走行距離を比較して、おかしな点がないか確認しましょう。
例えば
平成16年12月1日の整備記録に50,000kmと記載されているのに、平成18年1月4日のオドメーターの表示が45,000kmなど。
またメーターの交換記録がないかも確認しましょう。
整備記録がない場合
当たり前ですが、照らし合わせてみることが出来ません!
車両状態などを確認してみて、違和感があるようであれば……。
正直、整備記録簿などが無い車を購入することは、避けたほうが無難です。
もしそうであってもという覚悟の上なら……。
何故ならメーターパネル(コンビネーション・メーター)や走行メーター部分を交換されてしまえば、不正を見つけ出すのは非常に難しくなるからです。
走行メーター管理システムや車検証に走行距離が記載されるようになり、以前よりはメーターの改竄が行いにくい状況になっていると考えますが、逆に手口が巧妙になっているとも考えられます。
※走行メーター管理システム
自動車公正取引協議会HPより
中古車業界の健全な発展と消費者保護の観点から、日本オートオークション協議会が開発したシステムで、オークション会場に出品された中古車の走行距離のデータを蓄積し、データベースとして集中管理することにより、オークションに出品される中古車から走行メーターに関する不正車両を排除することを通じて、不正行為を未然に防止することを目的としています。また、個別に加入している個々の事業者においても店頭の端末からアクセスし、仕入れ車両の走行距離をチェックできる個別検索システムも運用されています。今回、この管理システムにより、消費者も走行距離をチェックできるようになりました。
詳しくは、自動車公正取引協議会HPへ
最後に
残念ながら抜け道は必ずあるのです。
マンションやホテルの耐震偽造が問題となっていますが、整備記録簿などの偽造なんて可能性も無いとは言い切れません。
とは言え、整備記録などが重要だという点に変わりはありませんよ!